彼はバンドマン

わたしの彼氏はバンドマンです

拗ねてた話完結

どうしたらいいかわからない、と言うわたしを、彼はいつものようになだめてくれるんだと思ってた。

でも今回は様子が違った。

とても驚いた様子で、そして震えた声で

「俺は嫌だけど、どうしても…っていうならしょうがないよね…」

と言う。あれ、別れ話じゃないよ?!

 

わたしが思っていることを、べそかきながらゆっくり伝えて、それはもはやただの苦情にも近かったのかもしれないけど、わたしの気持ちを知ってもらうことに成功しました。

○○だからこうしたい、というのではなくて、○○で■■で××でどうしたらいいんだろうか、と思ってるよ。という何の解決にもならない話だけど。

日々考え、迷いながらやってってるんだよ〜ということを理解してもらえるだけでも大きな一歩だろう。

 

こういう拗ねた話になるとたいてい、この頃遊びに行けてなかったからごめんねって、お出かけの約束になるんだけど、もうすぐわたしの誕生日だったこともあり「今度、前に欲しがってた傘を買いに行こう」と言ってくれた。

 

前に何気なく話したの、覚えててくれたんだ……感激……!

イイダ傘店の傘が欲しいな〜〜って、前にゴロゴロしながらケータイでネットサーフィンしながら話したやつ。

 

でも、でも。。

「ありがとう…でもごめん、それはいいや」

「え、なんで?」

「それ今日買ってきちゃった、期間限定ショップがオープンして、いいやつすぐなくなっちゃうから…💦」

 

最初はストレスで死ぬかと思ったけど最後はオチ付きのハッピーエンドではないか、よかったね、わたし。

でもほんと、覚えててくれてるなんて思わなくてびっくりしたよ、ありがとう。